2016/02/11

16/02/10 屏風ヶ浦海岸 明石市


本日は明石の屏風ヶ浦海岸にお邪魔しました。
当海岸から東には林崎海岸、西には魚住海岸と繋がっていて、その中央付近に位置するのが当海岸で、海岸沿岸部は海苔の養殖が盛んな場所でもあり、今回その収穫の様子を収めてみようとお邪魔しました。


先ずは西方面、そう砂浜から遠くない沖に無数の海苔筏が無数に続いています。
ここ屏風ヶ浦海岸も含めて東播磨灘沿いの海岸線は海苔の養殖に適した有数の生産地で、県の生産量では全国2位、その県内の生産の大半が明石で収穫されています。



正面に見える公園は八木遺跡公園。
この近くで明石原人、明石象が発掘されたことにちなんで造られたそうで、公園から播磨灘を広く見渡すことが出来、最初はこちらで揚げようかと思ったくらい素敵な眺望でした。


八木遺跡公園と海岸の境の植え込みで見つけた「明石原人発見地」と記された木杭。
1931年に直良信夫氏が当海岸で古い人骨の一部(腰骨)を発見したものの、直良氏がアマチュア考古学者であったこともあり、鑑定も専門家に相手にされず学会で認められませんでした。
返却された腰骨は後の東京大空襲で消失し、残ったのは石膏模型のみとなり、後に検証される機会はありましたが詳しいことは今もって解明はされていません。
うーん、骨が残っていれば杭一本って扱いじゃなかったはずなんで残念ですね‥


海岸から北方面、中央の学校は谷八木小学校、グランドに若干人影があり。
学校の近くで揚げる時は授業の邪魔になったりしないように最短で済ますように心がけているのですが、今回は3時間ほどの格闘になってしまったので授業の邪魔になってないか心配でした‥(笑)


東方面にも続いていく海苔筏、収穫量が全国2位というのも納得出来る規模ですね。


正午前から揚がらぬ風で四苦八苦していて、やっとお昼半ばに揚げれた時は賑やかだった漁船の数もめっきり減ってしまいましたが素敵な風景に変わりはありません‥


雲の隙間から射す光が養殖場を雰囲気良く照らします。
正直、上空から海苔の収穫の様子を見るよりも海岸からの方がはっきり見ることが可能なので、また興味がある方は当海岸まで足を運んでみてはいかがでしょう。

【ご挨拶】
去年の3月からお手伝いさせてもらった神戸新聞明石版の月一連載の「空遊記・バードアイ」という明石の各地域を紹介するというコーナーも今月をもって卒業させて頂くことになりました。
これまで無事に続けられたのも各地域、各方面の方々のご理解、ご協力のもとで成し得れたことをこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
あと、このような貴重な経験を頂けた神戸新社様並び担当者様にもお礼申し上げます。
どうも今までご愛読頂き誠に有難うございました。

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